「尻冷し 地藏はここに いつまでも
しりやけ猿の こころではなし」
江戸時代、尾張名古屋の俳人横井也有がここを通りかかり、読んだ狂句が残されています。
石板に浮き彫りした地蔵の前には石造りの水槽があり、きれいな水が注ぎ込んでいました。
取材の時には見かけなかったが参拝者があるようで、椅子が置かれ、新しい花が供えられていました。
水槽の水をかけるのだろうか、地蔵尊はうっすらと濡れていました。8月24日の地蔵盆には子供相撲も奉納されるようです。
「助けの井戸」は、賜恩山退休寺山門前の民家の軒先にあります。退休寺は、尾張徳川家の家老小野沢五郎兵衛が隠居して建立した寺。
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